健康には自信があり、健康診断でも異常がなかった。

ある日突然ペットボトルのふたが開けられなくなり、手の震えも出るようになった。

最初は疲れだろうと思っていたが、だんだん力が入らなくなったため後日病院を受診しMRIやCT検査を行った。

定期的に通院していたが、数か月後、自宅で突然倒れ救急搬送された。

右半身が麻痺しており、意識もなく自発呼吸ができなかったため緊急手術を行った。

手術後、リハビリを行ったが、意識ははっきりとはしていなかった。

症状が良くなることはなく、日常生活の全般において介助が必要な状態であった。

そのときに、娘さんが障害年金のことを聞き、当事務所へ相談された。

本人さんは話すことができなかったため、奥様と娘さんが相談に来られた。

お話を聞く限りでは１級に該当する可能性が高かったが、念には念を入れて、聞き取った日常生活の細かな点まで主治医に伝え、適正な診断書を作成していただいた。

また、主治医の見解では症状固定であったため、主治医のご厚意で過去にさかのぼっての診断書も作成していただいた。

請求から約３か月後、障害厚生年金１級の決定通知が届いた。

年金額は、約２１０万円だった。（３年さかのぼっての支給となり初回振込額は約６２０万円）

主治医のご厚意で障害認定日時点の診断書を書いてくださったために、過去にさかのぼっての請求ができました。

そのため、まとまったお金が入り介護車の購入や、介護用に家のリフォームをすることができるとのことでした。

生活設計の手助けができ、ほっとしています。